Column
2022.12.21
住まいの購入を考える時、その選択肢は地域や外観、構造などによりたくさんあります。
住まいの購入は、人生において大きな買い物のひとつです。
実はたくさんの種類があるのですが、集計すると次の4つを探している人が多いです。
・新築戸建て(注文住宅・規格住宅・建売)
・中古リノベーション・リフォーム物件
・中古戸建て
・分譲マンション
将来、家の価値は下がるため中古にしておくべきか、
引っ越し頻度が多いためマンションを買っていつでも貸し出せるようにしておくべきか。
とにかく大きな買い物と呼ばれる住宅購入は悩むことが多く、一定の勉強が必要です。
今回は、忙しい読者のために、わかりやすく新築住宅の種類や中古物件について、
また戸建てとマンション、メリット、デメリットを解説しながら紹介していきます。
情報を集め、自分や家族にとって、より良い選択を行いましょう。
家にはまず
「新築」「中古」
に大きく分かれ、次に
「戸建て」「マンション」
の違いがあります。
1つずつ見ていきましょう
新築の住まいを購入する場合、「注文住宅」「規格住宅」「建売・分譲住宅」といった種類があります。
注文住宅は、購入・所有する土地に、自由に設計した家を建てることです。
メリット
多くの選択肢があり、家主が決めることができるのが最大の特徴です。
ハウスメーカーやデザイナー、建築家なども自分で選ぶことができ、
デザインや間取りの他、外壁材や屋根の配色、各種設備のグレードや備品のメーカーに至るまで自分たちで選択していきます。
結果、家族のスタイルに合った理想の家ができます。
デメリット
自由に選択できる代わりに、自分で決めなければならない事や確認事項が多くなることです。
設計事務所や工務店などの選択、デザインや間取りなどの打ち合わせを何度も重ねていきます。
また、全てを理想通りに叶えようとした場合、費用が高くなりやすく、予算オーバーに注意が必要です。
規格住宅は、ハウスメーカーや工務店が予め設計した規格に沿って、デザインや間取り、設備などを選んで建てる住宅を指します。
土地も自分たちで用意するか、不動産屋と話し合い購入します。
メリット
予め用意された規格に沿ってパーツを選び、組み立てていくため、短い工期かつ低コストで家を建てられることにあります。
パーツにも選択肢はあるため、注文住宅ほどでは無いにしろ自由度は比較的高いです。
デメリット
自由な間取りが決められず、完璧な理想の家の実現が難しいところです。
特に土地の形状と合わない規格の場合、敷地内に無駄なスペースが生まれてしまう可能性もあります。
建売住宅は、すでに完成している家と土地がセットで販売されている住宅を指します。
一方分譲住宅は、建てられた土地が分譲地である場合に使われる言葉で、この二つは殆ど同じ意味と考えて問題ありません。
メリット
すでに建築済みであるため購入から入居までが早いことです。
実際に完成済みの住宅を内覧できるため、実物を見て体感した後に購入を検討出来ることもメリットとなります。
また、一般的に同じ設計で複数の家を建築します。
そのため、部材の大量購入により建築費用を抑えられ、売価は比較的安価であることもメリットのひとつです。
デメリット
すでに建築済みであるので、外観や間取りなどに自分の理想を反映することはできません。
近隣の土地に同じ家が立ち並ぶことも珍しくないので、個性的な家となりにくいことも併せてデメリットと言えるでしょう。
分譲(分割譲渡)マンションは、一棟のマンションを一住戸ごとに分割して販売するマンションを指します。
メリット
マンション自体が最新の建築技術をもとに設計、建築されており、比較的、最新の設備が導入されていることにあります。
断熱性能や耐震性への安心感があり、セキュリティも優れています。
デメリット
利便性の高い土地に建てられる、最新のシステムといった性質上、高額になりやすいことです。
また、建築中に販売されることが多く、実際の住戸ではないモデルルームをみて判断しなければならないため、実際のイメージと異なる可能性があります。
中古住宅は選択肢が豊富で、新たな土地に新築するよりも立地条件が良い物件を、安価で購入できるため、検討する余地があります。
リノベーション・リフォーム物件は、前入居者の退去後に、リノベーション・リフォームの施工が行われた戸建てやマンション等の物件のことです。
リノベーション:大規模な工事により住まいの性能を新築時よりも向上させること
リフォーム:住まいを新築時の状態まで回復させることを指します。
ただし、リノベーションとリフォームの使い分けは曖昧で、明確な線引きは私達、業界の人間であっても一括りで総括される場合があります。
メリット
リノベーションが行われた中古物件のメリットは、購入費用を抑えられることです。
理由としては、建物の基礎や構造部分、配管などの見えない所は建築当時のままの物件が多いため、新築よりも安価で販売される傾向にあります。
表層的に一新された物件であれば使用感もなく、新環境での暮らしを始めることができます。
デメリット
見えない部分が古くなると購入後に補強や補修工事が必要になることがあります。
さらにリノベーション後の断熱などが不十分であると、空調が上手くいかず壁にカビが発生してしまうことも起こり得ます。
デザインや間取りも自由に設計できないこともデメリットとなります。
築年数が比較的浅い中古物件には、リノベーションやリフォームを行わずに販売されているものもあります。
これらは、リノベーションされた中古物件と比較しても費用が抑えられることがメリットとなります。
また、購入後に手を加え、自分の好みを反映させることができます。
建築当時から全く手を加えられていない中古物件も存在します。
建物の状態が分かりにくいことや、耐震性や断熱性が不十分な可能性があることがデメリットとなります。
例えば
・配管の位置によってトイレの場所を動かせない
・構造上の問題で柱を取り除けない
などがあります。
購入を検討する場合は、中古物件の状態を判断できる知り合いの大工さん、または工務店に依頼する必要があるでしょう。
新築、中古を問わず、戸建てとマンションではどちらが良いでしょうか。
この2つに対して、それぞれのメリットとデメリットを確認していきます。
戸建ての住宅は、境界内の土地と建物を名義人が管理しなくてはいけません。
暮らし方や設備の使用に関するルールがなく、自由な暮らしを送ることができます。
戸建て住宅は、閑静な住宅地に建てられることが多く、都会の喧騒とは無縁の生活を送りやすいこともメリットのひとつです。
また、住宅ローンを払い終えれば、月々の支払いがなくなります。
定期的なメンテナンスは必要になりますが、改修時期などの計画や予算を自由に決めることができます。
一般的にマンションよりも広い間取りで、駐車スペースのある物件であれば駐車場代も必要ありません。
デメリットは、利便性の高い場所にある物件を見つけることが困難なことです。
市街地で注文住宅を建てられる土地が残っていることは少なく、同様に建売住宅が建てられることも稀です。
売地があったとしても土地の評価が高いため、売値も固定資産税も高くなります。
全体的な費用に関しても、建物と土地を一人で所有するため、高額になりやすいです。
メンテナンス等を自由に計画できますが、その反面、全て自己責任で行う必要があります。
また、2階建ての住居の場合、けがや病気等の理由により階段移動が難しくなる場合もあります。
マンションは、戸建ての住宅と比較した場合、利便性が高く立地条件が良い場合が多くあります。
メンテナンス等に関しても、共有部分は管理会社が行うため自身で行う必要がありません。
間取りについても室内に階段がないため移動が楽なこともメリットです。
デメリットの一つは、集合住宅のため立地が限られていることです。
利便性の高い場所に建築されることが多いですが、駐車場のスペースを確保できているか、来客時はどうなるか確認が必要です。
コスト面に関しても、住宅ローン支払い完了後に管理費や修繕積立金を毎月払い続ける必要があることがデメリットといえます。
改修に関しても専有部分はリノベーション・リフォームが可能ですが、共有部分は管理規約のルールに沿って進めなければならず、自由にできないこともデメリットです。
間取りについても立体的に設計できる戸建てよりも自由度は無く、広さも限られます。。
家の購入、物件選びに迷った際、自分たちがどのようなメリットを重視するのかを考えると判断がしやすくなります。
そのため一概に、戸建てがいいかマンションがいいかは決まっていません。
家族のライフスタイルにマッチするかどうか、判断しなければなりません。
家は人生においても大きな買い物であるため、何から考えればいいか悩んでしまうことも多いでしょう。
自分たちだけの選択に不安がある時は、専門家へ相談することをおすすめします。
大海建設は、お客様一人一人と向き合った理想の暮らしの実現と、安心して長く暮らせる家づくりをサポートしています。
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