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建売住宅と注文住宅の違いは?それぞれのメリット・デメリットも知っておこう

2023.03.27

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「建売住宅と注文住宅ではどちらがお得か」「それぞれの違いを知りたい」と考えていませんか。

これから住宅を買いたいと思ったら、建売と注文の違いを考えることが重要です。

それぞれのメリットとデメリットを比較検討し、目当ての種類を決めましょう。今回は住宅の購入を検討している人のために建売と注文の違いを挙げます。

タイプごとの特徴を知れば引越し後の暮らしをイメージしながら、理想の家を決められるでしょう。

建売住宅と注文住宅の違いをチェック

建売住宅と注文住宅の違いを解説します。

まずはそれぞれの基本的性質やメリット、デメリットなどをあげ向いているかどうかを考えていきましょう。

記事の後半では2種類を直接比較し、どちらがどの点でお得なのかを述べます。これから住宅を買おうとしているなら、タイプごとの基本的特徴をつかんでから家を選ぶとよいでしょう。

建売住宅の意味とメリットやデメリット

建売住宅とはすでに家が建てられた状態にあり、土地とセットで売られている不動産です。

新築だけでなく中古でも人気の物件があります。不動産会社が家の見た目や中身を宣伝でき、見る人は住まいをイメージしやすいでしょう。売る方にとっても買う方にとっても情報を扱いやすいのです。

土地探しや家のカスタマイズというプランを省けます。設計や間取りは変えられませんがそのぶん購入や入居までの手続きはシンプルです。

とにかく家がほしい気持ちが強ければ建売住宅に注目してみましょう。

分譲住宅という似た概念もありますが、こちらは特定の住宅地に同じ形をした家が複数建てられ、ひとつずつに分けて販売される仕組みです。

一般的に建売住宅には3つのメリットがあります。

・購入手続きがシンプルであること

・スムーズな打ち合わせ

・物件の事前知識です

それぞれのよいところを知れば魅力がわかるでしょう。

購入手続きがシンプル

まずはシンプルな購入の流れが大きなメリットです。すでに完成された家を買うことで住宅のカスタマイズのような余分な手間はいりません。

建売住宅は主に売主業者のプランで建設されています。入居希望者は敷地とともに物件を買えばよいだけです。購入契約時は手付金を払い、残りは住宅ローンで借りて払います。

これはマンションやアパートのような賃貸物件の購入と似ているでしょう。お金や契約に関する手続きを済ませればよいので、入居まで時間がかかりません。

スムーズな打ち合わせ

打ち合わせがスムーズに進むことも建売住宅のメリットでしょう。あらかじめ家が建っていることで購入者は住環境や立地条件などに関する事前情報を説明してもらい、それに同意するだけでよいのです。

建売住宅は見た目や中身だけでなく立地条件に関する説明も細かくされています。家を探している人は、広告や業者の話から何がポイントかをすぐに知れるのです。

敷地境界もはっきりしていることが多く隣地とのトラブル回避にも役立つでしょう。

あらかじめ建てられた家は立地条件や住環境がはっきりしているので、家族にとっても選びやすいといえます。

物件の事前知識

物件の事前チェックが可能なのも建売住宅のよいところでしょう。

すでに完成済みで、不動産業者も見た目や中身をさまざまな人に宣伝したいからです。

家を探す人の多くは建築に関する予備知識がありません。そのため家の仕組みをあらかじめ理解できる建売型は、暮らしをイメージしやすいでしょう。

購入後に理想と違う住環境に気づくリスクも低いといえます。理想の住環境を限られた予算で求める人にとっては、建売住宅で安心できるかもしれません。

建売住宅のデメリットとは

一方で建売住宅にはデメリットもあります。

カスタマイズの範囲が狭いことや、建築の様子をチェックできないこと・購入前の他人の出入りなどが注意点です。

デメリットの方が気になる場合は建売住宅の選定には慎重になるべきでしょう。建売住宅はカスタマイズの範囲が狭いのが難点です。

あらかじめ完成されているので、家のレイアウトや仕組みは大きく変えられません。不動産業者がオプションで一部設備の交換を認めるぐらいです。

要望があればオプションを使うとよいでしょう。

それでも理想の住環境に近づけないと思ったら、別の物件を選ぶ必要があります。建売住宅に住みたくて住環境にこだわりがあるなら、複数の物件から理想に近いものを決めましょう。

建売の性質上、ある程度こだわりは強すぎない方が決めやすくなります。暮らしでどうしても必要でなければ条件の妥協も考えられます。

中身が見れない

着工の様子をチェックできないのもデメリットです。

すでに家ができている状態なので、どのように作られているかは物件情報や業者の説明からしかわかりません。欠陥のあるものを買わされるリスクも気になるでしょう。

しかし健全な家と欠陥のあるものを見分ける方法はあります。

家の傾きや部屋の隅にある隙間、雨漏りの跡などをくまなくチェックしましょう。釘やビスなどの飛び出しがあるところも要注意です。

つまり新築らしからぬ汚れや傷、生活感がないかをみることです。建築過程をみられないぶん、完成した様子をまんべんなくたしかめ、気になることは積極的に業者へ質問しましょう。

見学イベント

購入前はほかの人も出入りしているのでプライバシーが気になるところです。

不動産会社によっては建売住宅の販売イベントを展開します。この期間中は多くの人から目を引くことになり、人気の物件ならさまざまな人が家に出入りするでしょう。

購入者以外もある程度は住宅の場所や間取りを知ることになります。人によっては不快に思うかもしれません。プライバシーにこだわる場合は建売住宅でも見学イベントに使われていないところを優先しましょう。

建売住宅が向いている人

建売住宅が向いている人はコストを抑えたい人や入居までのスケジュールを早く済ませたい人です。

すでに完成している住宅を選んで、カスタマイズのような余分なコストを省けます。住宅ローンを借りる場合も返済の見通しを立てやすいでしょう。

入居までのスケジュールも短期間で済ませられます。

注文住宅よりも手続きや打ち合わせがシンプルだからです。家に対するこだわりが少なくてとにかく新しい家をみつけたいなら、建売住宅から理想の物件を決めましょう。

注文住宅の意味とメリットやデメリット

注文住宅は土地を買い、希望の設計プランに従って建てる家です。

一般的には二世帯向けの住宅や店舗併用住宅なども、こちらに当てはまります。

住宅メーカーと施工法を打ち合わせながら独自の家を作ります。

外観から内装・間取りといった大まかなところや、キッチンやトイレ、部屋などの細かいところまで、住む人のこだわりを入れられます。家を建築する際は住宅メーカーと建築工事請負契約を結びます。

途中の完成度合いが希望どおりかもたしかめられるので、業者との意思疎通が重要です。住む人が思い描いた家を作れるのが注文住宅の魅力でしょう。

注文住宅の主なメリットは次の3つです。

・自由なカスタマイズ

・建築現場をチェックできること

・好きな住宅メーカー

それぞれの詳細をチェックし、注文住宅の魅力をたしかめましょう。

自由なカスタマイズ

自由なカスタマイズができるのが注文住宅の醍醐味です。

建物の構造やデザインの他、間取り・内装・設備などあらゆる場所にこだわりを反映できます。自身が思い描いたとおりのプランで家を作れるのでひとつの夢が叶う気分にもなるでしょう。

もちろん土地や周辺環境との兼ね合いは意識しなければなりません。

しかしよほど無理な要求でなければ住宅メーカーはなるべく購入者の希望を反映しようとします。注文住宅はオンリーワンの家を実現するチャンスです。

建築現場をチェックできること

施工中は建築現場をチェックできるのもポイントです。

土地を買いそのうえに一から家を建てている間、購入者はその様子を好きなときにたしかめられます。自身の希望とのズレがないか、施工ミスがみられないかなどを監視できます。

施工で気になるところがみつかれば住宅メーカーに修正の相談も可能です。

このように家を建てている最中も積極的にコミュニケーションを取ることで理想の家に近づけます。家の出来具合を都度たしかめることで、納得のいく仕上がりを望めるでしょう。

好きな住宅メーカー

お気に入りのメーカーで建築できるのも注文住宅の特徴です。注文住宅を建てる際は、ハウスメーカーや工務店に建設を依頼したり、設計やデザインを設計事務所に頼んだりします。建築と設計の各業者は、購入者の一存で決められるのです。

健全な業者にあたれるように複数社から見積もりを取り、相場どおりの価格で受けてくれるところを選びましょう。

見積もり価格だけでなくサービス内容も加味して目当てを決めてください。良質なメーカーが手がけた家ならこだわりの家を実現できるでしょう。

健全なメーカーを選ぶポイントは、一級建築士のような有資格者・プロの多さ、打ち合わせで積極的な提案をしてくれることなどです。

以上を考えながら複数の候補を決め、なるべく安くて満足なサービスの一社に決めるのが理想の選び方でしょう。全国で施工実績が豊富な業者なら、家づくりの例をサイトで確かめる形で参考にできます。

▼大海建設の施工事例はこちら

https://taikai-kensetsu.co.jp/works/

建売住宅のデメリットとは

同様に注文住宅には3つのデメリットもあります。

設計や見積もりなどに時間がかかること・高いコスト、割高なローンです。こだわりの家を一から作ってもらうことは、それなりの時間とお金を要します。自身の資産状況と相談しながら住宅購入を進めましょう。

住むまでの時間

注文住宅のデメリットの代表例は設計や見積もりに時間がかかることです。

最初は土地だけを買い、家は一から設計を決める必要があります。施工だけでも大幅に時間がかかるうえに売買契約や施工費用を払う手続きもこなさなければなりません。

家の工事中は設計の変更や修正などで余分な時間を要することもあります。その場合は追加費用の可能性に注意です。予算の壁に阻まれないように気をつけてください。

予算

予算オーバーにならないためには、最初から予算いっぱいの住宅施工プランを作らないことです。

希望予算のうち追加費用の想定分を残し、少なめの金額で施工プランを決めましょう。見積もりや設計の関係で、予算とスケジュールを読みづらいのが注文住宅の難点です。

注文住宅は建売よりコストが高くつきやすいでしょう。

土地価格や建物の工事費用に加え、家としての機能を成立させるための設備の工事費も払うからです。資金によほどの余裕がない限り、注文住宅には手を出しづらいでしょう。

たとえば家を建てるときは電気のインフラを整えたうえで、水道やガスを使うための専用設備も作らなければなりません。これらは建売住宅では考えられないコストです。

打ち合わせが進むほど家のレイアウトが決まっていきますが、それに合わせて想定コストも次々と明らかになっていきます。予算内に合わせるにはこだわりの一部を妥協する選択肢もあるでしょう。

ローン

注文住宅のためにローンを借りようとすると、割高の可能性もあることを知っておきましょう。

住宅ローンによっては土地購入が目的と聞けば、運営会社が高金利プランでしか融資しないケースもあるのです。

金融機関はローンの金額が高いほど、審査で返済能力を厳しくみます。貸したお金がすべて返ってこなければ金融機関が損をするからです。

借りた方も借金の延滞が続けば金融事故により社会的な信用に傷がつきます。

注文住宅は建売よりも支払額の相場が高くなりがちです。

そのため住宅ローンで借りる金額も増えるでしょう。完済までの期間がなるべくかからないように、ローンを抑えるのが理想といえます。

注文住宅が向いている人

注文住宅が向いている人は、家に対するこだわりが強い人です。

一から家を作る関係上、設計段階で住宅メーカーと希望を打ち合わせやすいといえます。 一方で注文住宅を希望する人でもこだわりの数が少なければコストを切り詰められるでしょう。

室内の塗装を自身で手がけることでコストをいくらか切りつめる例もあります。 家の構造を作るのは業者に任せるのがベターですが、塗装ならDIYでも自身のこだわりを取り入れられるのが大きいでしょう。 注文住宅は自由度が高いぶんコストもかさむイメージですが、実際は工夫次第で予算の範囲内で済ませられます。

建売住宅と注文住宅の特徴の違いは?

建売住宅と注文住宅の特徴を比べてみましょう。

立地や設計の自由度、費用などでそれぞれの特色が出るのが理由です。大切なポイントをひとつかふたつに絞り、どちらがお得かを見極めてください。

立地の自由度は注文住宅の方が有利でしょう。建売はあらかじめ家が建っているので立地条件も一定です。注文なら土地探しからはじまるので立地条件まで希望を反映しやすいでしょう。

購入者が自分で理想の場所を探さなければならない苦労はあります。しかしベストな場所を選べれば通勤やお出かけなどにも便利です。

設計の自由度も注文住宅が有利です。建売は完成済みの家が購入希望者の好みに合わない可能性があります。しかし注文なら購入者が住宅メーカーや設計業者と打ち合わせながら、思いどおりに住環境を作っていけるのです。

カスタマイズの範囲が広い点で注文住宅は魅力的にみえます。

自身で理想のライフスタイルを思い描いているなら注文住宅で実現できる可能性を探りましょう。住宅メーカーからの見積もりや設計の打ち合わせで実現可能とわかれば、施工への一歩を踏み出せます。

費用のお得感では建売住宅が有利です。国土交通省による2020年度の住宅市場動向調査(三大都市圏)における住宅購入価格の相場は建売を含む既存戸建て住宅が2,894万円に対し、注文住宅は5,359万円でした。建売住宅は工事のコストを購入者に負わせないため、これだけの差がついています。

※注文住宅は気密性と断熱性にこだわり、災害等に対する安全性やデザインが重視され、複層ガラスや太陽光等の省エネ設備を導入する傾向にあるため金額が高くなっております。

入居までの段取りや期間も建売住宅が有利です。

建売住宅は気に入った物件があれば、すぐに購入契約や住宅ローンを組み、入居までこぎつけられます。しかし注文住宅は施工の打ち合わせから入るため、入居までは長い時間を要するのです。

安全性チェックでは注文住宅が有利です。

建売は販売の時点で住居がすでに完成していますが、なかには欠陥住宅というケースもあります。

購入希望者は完成済みの家を確かめられますが、それでも隠れた欠陥を見逃して買う可能性に注意です。とくに将来において家族と長く計画があるなら、後悔しないように健全な家を選ぶように意識しましょう。

注文住宅なら購入者が施工の様子を都度チェックできるため業者の様子もわかります。

ここから安心できる家のイメージは注文住宅の方が強いのです。以上のようにポイント別の住宅タイプの違いを考え、建売と注文のどちらが理想の環境かを決めましょう。

まとめ

建売住宅は完成済みで販売された家です。カスタマイズの自由度は低いといえますが、手ごろな価格がポイントといえます。注文住宅は土地を先に買い、そのうえに新しい家を建てるタイプです。業者と打ち合わせながらオリジナルの家を作れます。

それぞれ特有のメリットとデメリットがあるので、バランスよく比較検討をしてください。立地やコスト・入居までの期間でも違いが出ています。こだわりのポイントをひとつかふたつに決めて、どちらが理想の住環境かを検討しましょう。

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